『月と向日葵』

 


あの時君が笑った理由は

僕にはわからなかったけど

幸せそうに笑う横顔が

なんだか愛しかったな


あの時君が泣いてた理由なら

わかってるつもりでいて

小さな誇りを守るのに精一杯で

何一つ見えていなかった

 

 

夏の夜風に吹かれながら

いつかの日々を思い出して

二人見上げた夜空を

今もまだ探してる

 

 

今夜は月が綺麗だよと

誰より君に伝えたい

星降る夜に手を繋いで

溶けて消えてく夢の中

 

 


ささいな傷に怯えながら

安いぬくもりを抱きしめて

一人見上げた夜空が

虚しく輝いて

 

今夜は月が綺麗だよと

誰より君に伝えたい

星降る夜に手を繋いで

溶けて消えてく夢の中

 

向日葵のような君へ送る